循環器疾患
循環器疾患とは、主に心臓の状態と、そこからつながる動脈疾患、静脈疾患の状態が悪くなる疾患のことを言います。主な循環器疾患・症状をご紹介します。気になる症状がありましたら、どうぞ一度ご相談下さい。
高血圧症
血圧の上昇に伴い、頭痛、頭重感、吐き気、肩のこりなどの症状がでます。
虚血性心疾患：狭心症、心筋梗塞
心臓そのものを栄養する冠動脈が、狭窄を起こし、血液供給の低下が起こることを虚血性心疾患といいます。
一時的に起こるものを狭心症、完全に閉塞したものを心筋梗塞と分けています。
⇒ 胸痛、息苦しいなどの症状、
不整脈
心室性期外収縮、心房性期外収縮、発作性心房細動、慢性心房細動などの不整脈疾患
⇒ 動悸、脈が飛ぶ、脈が遅いなどの症状
弁膜症
心臓は一つですが、中が４室に分かれていて、２室ずつのペアで動きます。
ポンプ機能を果たすために４つの弁がついていますが、弁膜症はこの弁が、狭窄(完全に開かない)、閉鎖不全(完全に閉じない)をきたす状態です。
⇒ 息切れ、疲れやすいなどの症状
血管の病気
下肢慢性閉塞性動脈硬化症
下肢の動脈が動脈硬化で狭窄を起こすことを主因とする疾患
⇒ 歩行すると、ふくらはぎが痛くなるが、休むと治るという症状を繰り返します。
深部静脈血栓症、肺塞栓症：エコノミー症候群
下肢の静脈に血栓が詰まる病気です。下肢のむくみなどの症状がでます。
飛行機に乗ることがなくても条件がそろえば発症します。
⇒ 大腿静脈などの太い血栓が、はがれて肺動脈に移動すると肺梗塞となり、突然の息苦しさなどの症状がでます。
血栓を溶解するお薬の治療が必要です。ワーファリンや、最近は新薬もあります。
